燈花会の彼方2015名瀬ホテル館内ツアーに参加してきた

注意:本記事は記憶とメモを元に書いたため、実際に言われた表現と違ったところがあるかもしれません。

眼鏡の美少女が大好きなので境界の彼方の聖地である奈良ホテルの館内ツアーに参加してきました。奈良ホテルに到着したのは整理券配布前の15時30分頃で、まだ誰も並ばれていない感じでした。16時頃になると1人、2人、3人と人が増えてきてちょっとした列が形成されていました。

するとホテル側から従業員の方(後に森田さんと知る)が一人いらっしゃって、「熱中症になると悪いので
ホテルの中にお入りください。」と新館のロビーの方へ10名ほど案内されました。早くから並んでいたのはこちら側なので「すいません、ありがとうございます」といいつつ中に入ると空調が効いていて天国でした。森田さんは全員が入ったのを確認した後「整理券配布までしばらく時間があるので、左手側にお手洗いがあり、奥の方にはグッズが売っているショップがあるのでご覧になっていってください。今回は150名から200名に枠を広げたのでお席は十分にあります。」ととても丁寧な案内がありました。

そしてしばらくすると「今回のツアーのタイトルは、前回の奈良ホテル館内ツアーと違い”名瀬ホテル館内ツアー”とオフィシャルの許可を頂きました。後ほどお渡しする整理券も”名瀬ホテル”と記載されているので記念になると思います。」と説明がありました。
燈花会の彼方2015名瀬ホテル館内ツアー受付

整理券が配布される前の16時25分頃になると、ロビーに立っている人も増えてきたので「お立ちの方のいらっしゃるので整理券配布までこちらへ。お座りになってお待ちください。」と広間へ案内されました。ロビーに居た人達で大体1/4くらい埋まったと思います。

広間入り口

16時30分になると着席順に整理券が配布されました。

それから17時になるまで森田さんより3回ほどお手洗いとグッズショップと奈良ホテルグッズ(博臣似?の阿修羅像19万)についての案内がありました。
ツアーが始まると諸注意があり、その次に去年から奈良ホテルでコラボすることになったきっかけの話を聞くことができました。説明されている森田さんが社長に熱弁して実現できたそうです。そして森田さんが境界の彼方 未来篇を見られた後にアッキーばりに自分の娘さんに眼鏡をかけさせようという話がありました。また、劇中に自分が登場していないかと探されたという話もありました(笑)。森田さんはホテルショップの店長もされていて、遠く山梨から一人で物販に来られて緊張されていた方へ接客されたお話がありました。

そして話はに奈良ホテルの歴史についての話に移ります。明治42年の建築物で東京駅舎をデザインされた辰野金吾(Wikipedia)さんが手がけられ、迎賓館としてできたそうです。
迎賓館ということで洋室のみで構成されています。調度品の鳥居付きマントルピース、擬宝珠、アインシュタインのピアノと大階段の説明がありました。話は阪神大震災の時に移り、当時の森田さんの話と旧館よりも新館のほうが震災のダメージが大きく、昔の木造建築の技術はすごいという話がありました。ホテルの話については以上で次は館内ツアーに移ります。

広間からショップ横を抜けてホテルのロビーに案内されました。そこには劇中でも出てくる大階段がありました。
大階段
次にロビー横の部屋へ案内されました。そこにはアインシュタインが演奏したピアノが置かれていました。
ロビー横の部屋
アインシュタインが弾いたピアノ

場所は大階段を上り本館二階へ移ります。階段を昇ると左右は立ち入り禁止なので和風シャンデリアについての説明がありました。
ロビー

和風シャンデリア

和風シャンデリア

そして最後にホテル正面玄関を出て正面玄関の案内がありました。
正面玄関

玄関の説明が終わると最初の受付のロビーに戻り自由解散となりました。
見学に来られた方はしばらく周辺の撮影をされてから、燈花会へ向かわれました。
森田さん(神)という由縁がわかり、奈良ホテルがますます好きになりました。
結婚式をここで挙げたいと言われていた方の気持ちもよくわかります。次回は是非奈良ホテルに宿泊したいです。
レポートは以上になります。ここにアップロードした写真は一部だけなので他にご興味のある方はTwitterflickrを見ていだだけると幸いです。

本館横

楽園追放の生コメンタリー上映に行ってきた

2014年12月04の19:30から実施された楽園追放の生コメンタリー特別上映に行ってきました。
この記事はその書きなぐったメモを元に話をざっくり書いたものになります。
うろ覚えなので表現や曖昧や正しくない場合があることを考慮して読んでいただければ幸いです。

19時20にシアター8開場。スクリーン前方には小さな舞台があり、そのサイドにはスピーカーが設置されていました。スピーカーからはEONIAN -イオニアン- (Instrumental)と英語バージョンと通常版が流れていました。時間になるとアニプレックスの高橋祐馬さんが司会として登場し、今回は特別企画であることの説明の後に「ネタバレフェスティバル」になると注意がありました。ここにいらっしゃる「3分で完売したチケットを手に入れたディーバ市民の皆さん」なら特に問題ないでしょうという一言もありました。

それから7名のゲストが舞台に呼ばれました。左側からCG監督の阿尾直也さん、モーション監督の柏倉晴樹さん、監督の水島精二さん、演出の京田知己さん、造形ディレクターの横川和政さん、スカルプチャーデザインの浅井真紀さん、プロダクションデザインの上津康義さん、キャラクターデザインの齋藤将嗣さんと豪華メンバーが登場され担当について軽く説明がありました。自己紹介が終わると水島監督が来場者の方々に何回楽園追放を見たのかアンケートを取りました。見た回数に応じて手を挙げてもらい1回、2回…9回と人が減っていきました。一番多く見られた方は21回見たらしく水島監督が感想を聞くと、「お尻が…」という返答がありました。水島監督からお尻については横川さんが拘りムッチリとされたとコメントがありました。

舞台上の挨拶が終わるとゲストの方々はシアター8中央通路の入り口寄りに座られて、そこで見ながらコメントするという形になりました。以降はゲストの方々のコメントを記載していきます。

高橋:水島さん、最初のほうに何か意識されたものはありましたか?

水島:現実か電脳か見てる人が区別しやすいように空の色を変えています。また最初は日常っぽく描いてます。
アンジェラの端末は目と植物になっています。あと葉っぱとりんごをかじったみたいな形になっています。りんごというのはアダムとイブを連想してますね。
フロンティアセッターとのチェイスシーンはシナリオにはなく、コンテ切りは最後のほうに行われました。

齋藤:アンジェラのディーバ制服は2、3パターン出しました。なかなかOKが貰えず虚淵さんと水島さんからもっとピッチリさせてくれと要求がありました。

水島:ここは普通にするとだめなのでピッチリしてほしいという注文を出しました。ボディースーツはピッチリしていないと!!!ここらへんは70年代のアニメには多いですね、ヤマトとか。
あと男はピッチリしなくてもいいですね。ピッチリしていると未来感がありますね。

齋藤:ピッチリだとバーツを浮かせるデザインが使えますね。

水島:パーツを浮かせるのは作画だときついですが3DCGだとできますね。

齋藤:デザイン上で硬いとか柔らかさがわかるように気を付けて色をつけました。

横川:辛かった

水島:最初なトライアルでどこまでできるのか知るためにモデルをじっくりと動かした。

阿尾:ここまでCGでやるとは思っていなかった。

水島:爆発とかキャラのアップは初期の段階では作画でやっていました。CGは2D的なアプローチである「手付け」で行いました。
今はモーションキャプチャーで動かすのが主流になっている。作画と同じキーフレームを作り中割→アクション→変形とさせてくことを手付けと言います。
モーションキャプチャーを使わず手付けを行うことで作画っぽくしました。セルルックで自動生成してしまうとヌルヌルしてしまう。

柏倉:カットを作るのにまずコンテを見てもらい、どう絵を作るのかビジョンを持ってもらった。

水島:ワークフローとしては2Dと同じでレイアウトから入りました。これは3DCGでもよくやります。リミテッドアニメーションにしていこう。
キャラクターがしゃべってる間に飽きないように演出と打ち合わせをしてキャラクターに芝居をさせている。グラフィニカの新人君がアンジェラが好きなので仕事を頼んだ。机にはRedBullが積まれていた。
皆が自分たちで表現したいものに仕上げていった。

高橋:デザインはどういうふうに決まったんですか?(ざっくりと)

水島:齋藤くんをpixivで東映の野口さんが見つけてきた。

齋藤:会社に行く前にメールをチェックしたら東映の野口ですというタイトルのメールが届いていた。
女の子を書くのがメインだったのでディンゴを描くのに苦労しました。

水島:なかなあかなるようにならなかった。ディンゴのデザインは中盤までやっていて一旦止めた。三木さんの声を聞いてイメージが固まった。
最初は元軍人で歴戦の戦士みたいな感じにしていた。虚淵さんはメタルギアソリッドみたいな感じと言っていた。
キャラデザ齋藤:アンジェラの服装は上津さんがデザインしたディーバのイメージから楽園→天国→蓮の花がモチーフになっています。
最初のアンジェラはもっと硬派になっていた。肌色を多くして欲しいということで多くしたが、多くし過ぎと怒られました。
その時のデザインは今のアンジェラの白い部分が透けているような感じですね。(ほとんど裸では)
ツインテールはどことなくミクっぽいので頭のデザインを試行錯誤しておさげに落ち着きました。東映の野口さんからはおさげはババ臭いと言われました。

阿尾(?):髪の毛が多いので苦労しました。髪の毛が多いとボーンが大変です。

高橋:どのように人を集めていったんでしょうか

水島:スカルプチャーデザインはグラフィニカに頼む前に決まりました。まずは形にしたいと思い浅井さんに胸像を作ってもらうように頼みました。

浅井:胸像つくてついでに遊ばない?そういうのりで誘われました。勇者が酒場でパーティーを集めるような感じです。

水島:シナリオがまだ完成していなかったので先に造形をつくろうということになりました。

浅井:シナリオは前半くらいまでできていましたね。

水島:ちなみに銃は虚淵さんから結構指定がありました。ディンゴが使っているリボルバー以外にもあったんです。
モデルが多いとつらいので重要度を見て減らしていきました。またモデル以外にもモブの数も制限しました。どこに注力するか悩みました。
ちなみにアンジェラの緑色で透明なところはわざと光らせています。光=元気=体力という感じで病気で伏せているときは光っていません。
色彩設計の人がそれを知らず「私間違ったかも?!」というのもありましたが見逃してください。浅井さんのスカルプチャーをCGに落とせるか?

横川:いける。スーツの質感には注意しました。アンジェラのモデルは水島監督に2,3回チェックしてもらいました。

水島:ディンゴは1回だけ見せてもらった。

横川:ディンゴは大変だった。いろんな角度からみれるようにするのに苦労した。

水島:七味好き!後ろのカップルは苦労しましたね。八木田さん担当でしょうか。後ろでうどん食べるモブの食べる描写をごまかすために口元隠してますね。
なるべく拝啓のモブは止まらないように注意してます。あとぼかしをいれたりしてますね。
高橋:地上はどんなイメージで作られましたか?

水島:ナノハザード後の世界でアメリカ大陸がモデルになってます。人口の9割が減ったということで多種多様な人種がいるようにしています。
街はふたつあって2つ目の方は東洋ぽっくしています。人であm地の雰囲気を出してます。

横川:俯瞰でCG走らせるのは大変でしたね。ごまかしがきかないので。

水島:ここは会話だけのシーンなんですがキャラを動かしてます。階段を登るアンジェラのお尻いいですね。あと胸も。
柔らかさが出ています。横川くんがフェチっぷりを発揮してがんばってくれました。

横川:お尻は1.5倍柔らかくしています。

水島:プロの作画の人は1mm線の差で柔らかさを表現してすごいですね。CGで表現するのはつらいです。アンジェラには私と虚淵さんも萌え萌え?

高橋:ここ(北の廃墟)のロボットのデザインで気にされたことはありますか

水島:ロストテクノロジーという感じでパーツは交換できるデザインにしています。荒廃した世界は日常とは違う。会話の演出はキャラ中心にしました。
奥行きを出し過ぎないように背景をぼかしたりしています。演出は京田さんとやっています。監督は方向性を決める役です。京田くんを信頼しているのでチェックは京田くんのほうでやってもらってました。
チェックで監督が呼ばれるかなと待ってましたが呼ばれなくてがっかりすることもありました。1/3くらいは京田くんがやってくれて心強かった。キャスティングはこれ以上ないという役になっている。
それからシナリオはアンジェラを中心にして削っていった。

高橋:表情の変化は難しかったですか

水島:フェイシャルコントローラーというものを使いました。

横川:リグをつけたりしました。ツールを札幌のほうのプログラマに作ってもらったりしました

水島:表情はアニメーション。初期は作画部というのがありました。映画を作る間にスキルアップしていきました
このディンゴとアンジェラとフロンティアセッターが三人いるシーン(管制室みたいなところ)はアイカツを作ってるサムライピクチャーズさんですね。
ここは先に出来上がっていてそこからコンテを盛っていきました。またパートパートを見て別パートに追加していった。

高橋:引きのアンジェラはつま先立ちになってますね?

齋藤:気になりますよね。実はつま先立ちはデザインミスです…。足を大きくしておけはばかったと思いました。最近の絵になるほど大きくなっていってます。

水島:点足っぽいですよね。そういうフェチかな?って思ってました。モデルが歩くような感じかと。
ここの癖のある表情は五十嵐さんですね。表情でこんなにかわいくなるんだと思いました。あと緒方くんとSkypeでやりとりもしていましね。
表現についてはアウトっていうまで自由にやってもらっていました。3Dでやると楽になると思わますが、あくまでツールなので人の手やることになります。
転送装置はもっとごちゃごちゃしてていたが削ってこんな感じになりました。ディーバへ帰還するところから京田さんパートですね。

京田:アンジェラの移動は右から左、左から右と意識して変えています。このシーン(上官3人仁王立ち)のアンジェラは地球の上に立っているのをイメージしています。
アンジェラがディーバに戻ったのに地上にいる姿のままですよね。ここはアンジェラがフロンティアセッターの側についてるように見せています。
制作の時はアニメの話をよくしていました。楽園追放は80年代のOVAのノリに近いです。そういうテイストを入れています。アニメーターさんは板野塾の人が多いですね。(AIC、アニメアール、増尾昭一さん、瀬尾さん?XX紀文さん キーワードしか拾えなかった)
映画をみせるのにそれらしく見せるのは大切。80年代に色々な作画表現が出てきた。先人の技のリスペクトをしてます。ひび割れ表現はトップをねらえ!ですね。

高橋:3DCGを意識して絵コンテを切ったりしましたか

京田:そうれはないです。いつもの方法論で絵コンテを切りました。

水島:3Dだからこそってのも演出の邪魔になるね。

京田:一流の作画の人たちを集めたらできるCGになっています。

水島:後半の演出は絵コンテを切った京田くん本人しかできないと思い任せた。上がってきたコンテを見た時は皆戦慄しましたね。
後半はスカッとしていていいよね。

京田:3DCGはパースが正確で嘘つけないですね。雲を入れると嘘パースになりやすいので後半は雲をなくしました。嘘パースとかがなくなることで画面に集中してもらえる。

水島:雲入れると奥行きが出せるよね。前半は雲が多めだけど後半は少なめになってますね。付けパンは2Dみたいと嘘つける。雲の多段表現はつらい。そういえばエウレカは雲多かったかな?

京田:空は上ほど濃くなってますね。宇宙は黒色です。

水島:ガンダムOOで宇宙を黒にして気になったので星雲入れたりしていました。
煙の作画は橋本さんと八木田さんです。冒頭の寝ているアンジェラは作画だったのでCGでやりたかった。

京田:巡りあい編(?)。ここはアンジェラメインでたまにディンゴを映してます。
(暗い中書いたのでてこのあたりの書きなぐりが読めない)

水島:アーハンのダメージ表現大事。これはダメージモデル作ったの?それとも上から入れている?

阿尾:上からですね。

水島:これから3Dで何ができるか。3Dの人達が何か出してくれると思ってました。京田くんすげー。

京田:あとで何か奢ってもらえるのかな。

水島:東映の野口さんすごい!若い人に作ってもらったのものよかった。

齋藤:私はファンとして映画を見ました。0から1を創りだしただけで1から10にするのはアニメーターさんや他の方々がやってくれました。
0から1は言いすぎたかな?0.5くらい?
水島:偶然集まった愉快なスタッフ。ギリギリまでやっていたスケジュールだったのでオーディオコメンタリーをつくる時間はなかった。

上映終了

高橋:最後に何か一言ずつお願いします。

齋藤:虚淵さんと同じくらいから企画に参加しました。5年くらい前くらいです。

上津:2011年からなので3年くらい

浅井:3年くらい
 水島:夢のが入ってない?

横川:2年くらいやってました。一番会社に泊まってましたね。
 水島:こだわりがすごい。制作に勝ってるくらい。

柏倉:アクションはやっていたが芝居ははじめてやりました。次もできれば色々やってみたい。

阿尾:1年くらいやってました。CG業界に入って10年くらい経ちました。またこういう作品を作りたい。

京田:色々奇跡が起きた。もう一度同じメンバーでやっても同じものはできない。演出としてラッキー。過渡期だけど面白いものができました。

水島:ミラクルがたくさんあって演出家冥利に尽きる。